キヨフの映画館Kino Panorama

日本では週に数本は映画館で映画を観ていました。映画、というより映画館にいる時間が好きなのかもしれません。日本語字幕で観れるというメリットを以ってしてもテレビ画面では映画館のスクリーンに敵いません。

チェコでの私のホームグラウンドならぬホーム映画館はKyjovのKino Panorama。スクリーンが一つだけの小さな映画館ですが、メジャーな作品はほぼ観れます。

1日2〜3回上映のみで、しかも夕方以降だけ。
日本だと小さな映画館でも午前中から上映してて学生や年配のお客さんでそれなりに賑わってるので、朝型のチェコ人のことだから映画も朝からやってると思いきや。朝や昼は映画行く人いないんですかね?(私は行きたい)

チェコの映画料金は、だいたい100-130Kč(500〜650円)位。日本が特別高いというのもあるけど、安くて助かります。かと言って混んでるわけでもなく、日本と同じくらいの混み・空き具合です。

せっかくなのでチェコ映画も観たいなぁとは思うのですが、当然ながら字幕は無いので映画館で観るのはほぼ不可能。プラハでは「English Friendly」として英語字幕付きの上映も見つけられますが、他の街では無理だと思います。
あと、ピクサーなどのアニメーション作品が吹き替えしか無いのもチェコ語の出来ない外国人には悲しいところ。

これも日本特有なのですが、日本ではエンドロールの最後まできっちり観ますよね。途中で出て行く人もいるけど、基本的にエンドロールが終わるまでは静かにしているのがマナーです。
でも、チェコ(というか多くの国では)本編が終わった瞬間に明るくなります。なので、もちろん人は帰り始めるし、喋るのもOK。エンドロールが終わる頃には誰もいません(笑)。エンドロールの間に映画の余韻に浸りたいな〜という私の希望は打ち砕かれ、なんならスタッフが掃除しに入って来るので「まだ座ってて大丈夫??」となぜかこちらが気を遣う羽目に。エンドロールの後に確実にオマケ映像があるマーベル作品でもみんな席を立つのか?と今から楽しみにしています。
 
 
初めて入る時は不安だったKino Panoramaの寂れた外観(笑)

 
中は昨年リニューアルしたばかりらしくシートはフカフカ快適。レトロな内装が素敵です。

 
上映前の広告が全部こんな感じで、気になるものがあったら座席からケータイかざしてQRコードを読み取る方式!(印刷物に使ったデータの使い回しかと思ったけどそうではなさそう)

 
ここでの初鑑賞は「T2 トレインスポッティング」でした。スコティッシュ訛りの英語が全然聞き取れず・・・。自由に貰って良いポスターが置いてあったので、1枚貰いました。


 
では、今夜は「ジョン・ウィック:チャプター2」を観に行って来ます。小さな街での貴重な娯楽。