チェコの高校生の卒業記念写真

少し前から街のいくつかの商店のウィンドウにこのような写真のボードがあることに気づきました。

卒業前の時期になるとクラスの写真を撮って街のみなさんにお披露目するんだそうです。
貼り出している場所は学校の前などではなく個人商店のウィンドウ。自分の店の貴重なスペースを学生のために貸し出すなんて、街と学校のつながりが強いんだなぁと感心します(まさかレンタル料は発生してないよね?)。
意外に立ち止まって見ている人が多く、写真の前には常に人がいるのでこの写真を撮るのにも人が捌けるのを待たなければいけませんでした。小さな街なので誰にとっても知り合いの一人や二人、もしくは知り合いの子供、知り合いの孫が写っているのかもしれません。

日本でいう高校に当たる学校は何種類かあり、うちの近くにある学校はギムナジウムと呼ばれる大学進学を目指す学生のための学校で期間は4年間です。なので、「4 roky(4年)」や「2013/2017」の文字があります。

こちらは別の場所で。工夫を凝らした写真、面白いです。
ちなみにみんな見た目は30歳くらいに見えますが、高校卒業前なんで19歳前後です(笑)。

 
こちらはまた別の場所。
写真中央に書いてある「Nám do bot nenateče!」という文は意訳すると「私たちの靴の中に水はない」。卒業との関連が分からなかったのでペトルに訊ねました。元々は「Teče nám do bot」=「靴の中に水が入っている」=「トラブルを抱えている」という言い方があるらしく、その反対の意味で「靴の中に水はない」=「トラブルはない」=「もう卒業試験は終わった!」という意味で書いてあるんだそうです。なので長靴コーデなんですね。よく見ると先生たちも長靴を持たされているのがかわいいです。

卒業記念なんだから集合写真でもよさそうなものを個人写真なのが日本の感覚とは違いますね。楽しそうな雰囲気が伝わってくるのでこういうのもいいなぁと思いました。
みなさん卒業おめでとう。

2 Replies to “チェコの高校生の卒業記念写真”

  1. 面白かったです。ありがとうございます!

    1. Noriko より:

      makiさん
      はじめまして。コメントありがとうございます♪

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