日本人から見たジャパニーズアニメフェスティバル「Animefest」inチェコ

チェコ二番目の都市ブルノで5/19〜21の三日間行われた「Animefest」へ行ってきました。

アニメのフェスと銘打っていますが、アニメーション全般というよりは、日本のアニメカルチャーを中心とした日本に関するフェスティバルです。アニメ作品の上映はもちろん、日本の伝統文化からゲーム関係、コスプレ、日本の食べ物、Kawaiiグッズなどなんでもあり。大小の展示会会場が集まった一帯を使ったかなり大きな規模のイベントです。

お客さんは半数以上が何かしらのコスプレをしています。金髪青い目でスタイルが良い女性なんかはお姫様系のコスプレがめちゃくちゃ似合う!本当に二次元から出てきたような美女を何人も見ました。アニメに疎い私は元ネタが何か分からないのですが。

私は任天堂の大ファンなのでSwitchをプレイ出来て大興奮。ほ、欲しい!
任天堂やソニーの歴代のコンソールも揃っていて懐かしいゲームも遊べます。

テレビゲームだけでなく、将棋や囲碁などでも多くの人が遊んでいました。将棋って漢字読めないと難しいだろうと思ったんですが、外国人や初心者にも分かるよう、漢字の横に進み方が分かる簡単な印が入ってる駒があるんですね。チェコの会社が作っているこういうの。いいアイデアですね。

上映作品の中から「ルドルフとイッパイアッテナ」を観ました。
周りのお客さんのリアクションの良さに驚きました。登場人物(というか犬や猫)の一挙一動に大ウケで本編終了時には大きな拍手。外国人って映画館で日本人より反応良いイメージありますがチェコ人は全然そんなことないので、予想以上の盛り上がりにびっくりしました。

私はアニメにも詳しくないし日本に関するイベントだからという理由だけで冷やかし気分で見に行ったのですが、チェコのどこにこんなに日本好きな人たちが隠れていたのか、と驚きました。ヨーロッパ内だとフランスやドイツに比べて日本のアニメの知名度が低いチェコだけど、いるところにはいるんですね。
何年も前から行っているペトル曰く、以前は小さい映画館で開催されていたのが徐々に大きくなって今の大きい会場になったとのこと。今年の入場者数はまだ発表されてないけど、年々右肩上がりで昨年が4300人なので、今年は5000人前後ではないでしょうか。

ちなみに中日の土曜は、すぐ近くでKISSのコンサートがあり、周辺はコスプレアニメファンとKISSメイクのKISSファンが入り乱れる愉快なカオスと化していました。普段どちらかというと落ち着いている人が多いチェコ人がみな心から楽しそうでこちらまで嬉しくなりました。