チェコの犬事情

チェコ人って犬が好きだなぁと思います。

電車はもちろんお店などでも犬同伴OKのところが多く、犬好きの私としては犬との出会い(?)のチャンスが多くて嬉しい限り。飲食店ではテラス席のみなど制限があるところが多いので、店の前で繋がれている子もよく見ますが、大人しく待っている賢い子を見るのもまたたまりません。

ただ、犬好きが多いわりに飼い主のマナーは微妙です。チェコで道を歩くときは犬の ”落としもの” に気をつけなければいけません。本当によく落ちています。

あと、これは私に問題があるのかもしれませんが、チェコの犬はよく吠えます。犬は犬が好きな人間がわかると言われるとおり、私は日本では犬に吠えられたことなんてありませんでした。なのに、チェコに来てから犬を飼っている家の前を通りかかるとほぼ100%吠えられます。どうしてなんでしょう。異人種を感じとっているのか。意外にレイシストなのか。仲良くなりたいのに、悲しいです。番犬だとしたら優秀ですが。

POZOR PES! TADY HLÍDÁM JÁ!(訳:犬に注意!ここは俺が見てるぞ!)

チェコで多く飼われている犬種ランキング(2015年のデータより)

1 ジャーマンシェパード
2 ダックスフント
3 ヨークシャーテリア
4 チワワ
5 ラブラドール・レトリバー
6 ボーダーコリー
7 スタッフォードシャー・ブルテリア
8 ゴールデン・レトリバー
9 バーニーズ・マウンテン・ドッグ
10 イングリッシュ・コッカー・スパニエル

確かにどの犬種も見かけたことがあるので納得のランキング。よく見かけるのは圧倒的にヨークシャーテリアですが、たんに連れて歩きやすいからでしょうね。

ヨーロッパではまだまだ珍しい柴犬や秋田犬などの日本犬も何度か見かけたことがあります。異国で見ると妙に同胞意識を感じてしまう和風の顔。たとえ彼らがチェコ生まれチェコ育ちだとしても根底には日本の血が流れているはず。日本犬となら仲良くなれるかな?

 
《関連ポスト》
その後、NHKラジオで犬の話題をお話しさせていただきました。


チェコの作家 カレル・チャペック「ダーシェンカ 愛蔵版」