初めてチェコを訪れた日

3年前の今日、わたしはプラハにいました。

ドイツを電車でぐるりと一周するひとり旅をしており、その合間にプラハに一泊だけ立ち寄りました。

ニュルンベルク(ドイツ)→プラハ(チェコ)→デッサウ(ドイツ)

乗り換えのないはずの駅でいきなり全員降ろされて、駅員に尋ねるも言葉が通じず、次に乗る電車を勘で見つけたのはチェコでの初洗礼でした。簡単な英語さえ通じないという状況が初めてだったし、英語に似ていて理解できる単語が多いドイツ語に比べて全く読めないチェコ語。一泊だけだし、とチェコで使えるWifiも持っておらず、ろくに下調べもしなかったことを後悔しました。

プラハでは、城や博物館にも立ち寄らずただ街を歩きまわり、建物の美しさに感動したのを覚えています。中世の映画のような街並みが残っていることが不思議でなりませんでした。ドイツメインの旅行だったにも関わらず、後から見返すと撮った写真の枚数はプラハ一日の方が多かったし、お土産もほとんどプラハで買いました。ドイツがつまらなかったと言ったらそうではなくて、住んでみたい、と思ったのはドイツの方で、その6ヵ月後に再訪するのですが。

旅先としてはプラハは誰にでも勧められる美しい街です。共産主義の雰囲気が残っているのも面白い。いつかゆっくり訪れたいし、チェコの小さな街も見てみたいと思いました。まさか、たった2年数か月後にその小さな街に引っ越すことになるなんて夢にも思わず。

下の写真は全て3年前に当時使っていたiPhone5で撮ったものです。目に映るもの何もかも可愛くて珍しくて。チェコに住んでる今だったら撮らないな、というものもあって懐かしく見返しています。