チェコでは今週祝日が二日あり、週末と合わせてちょっとした大型連休になっています。駅へ行くと、大きなバックパックを背負った人、サイクリングに行く人、家族の帰省を待つ人など、サマーホリデーにワクワクしている様子の人々を多くみかけました。
わたしたちもいくつか予定があるのですが、まずは昨日、スロバキアとの国境に近い街「ストラージュニツェ(Strážnice)」に日帰りで行ってきました。
わたしの住むキヨフからだと、電車を一度乗り次いで約30分。あまり乗らない方面の路線なので、車窓も通る駅も新鮮でした。道中で目に止まったものをランダムにご紹介したいと思います。
乗り換えで利用したヴェセリー・ナト・モラヴォウ(Veselí nad Moravou)駅の構内。駅と呼ぶには迫力あり過ぎ!駅の中に街灯(?)あるし、ちょっとした街のスクエアの様。存在感ある時計も素敵です。時計の下の文は「Going, going, we don’t know where. Locals here know, they tell us」みたいな意味。
ヴェセリー・ナト・モラヴォウ駅で乗り換えの後に乗った電車。子ども向け車両かな?と思わせる可愛いカラーリング。南モラヴィアの中でも特に南部で時々見かける気がします。
通り過ぎる小さな駅も素敵な意匠。
目的のストラージュニツェ駅へ着きました。なんという可愛さ!フォークロアが有名な地方だけあります。駅舎も見所の一つになっています。
駅からすぐの場所に「ヴェセルスカー・ブラーナ(Veselská brána)」という名の古い門があります。16世紀に街と城を守るために作られた城壁の門の一部だそうです。普通の道の途中で突然現れ、すごく存在感があるのですが、あくまで一般道なので普通に車が通り抜けて行く様子が不思議でした。
通りすがりのホステル。
ホステルの名前「Jedna báseň」は直訳すると「一つのポエム」ですが、なぜか「快適な」という意味もあるそうです。だとしたらホステルの名前としてピッタリですね。どうして一つのポエムが快適なことに繋がるのかはよく分かりませんが、ネイティブ曰くとにかくそうなんだそうです。
民家もたまらなく可愛いくて悶絶!なお、ペトルは「子どもの頃からこういうの見て育ったし何がいいのかよくわからない」とのこと。
手入れの行き届いたこだわりの家が多くて、勝手に他人の家を撮りまくっていた中でも特にキレイだった一軒。見えにくいですが、アイアンベンチが男性と女性の顔になっています。きっとユーモアのある夫婦が住んでるんだろうなぁ、と想像してしまいます。
ストーリー調の壁画って歴史を感じて好きです。しかも、この建物、別に博物館や市庁舎でもなく一般のビルのようでした。どんな歴史がこの建物にあるのでしょうか。もしくは、街の歴史に関することが描かれているのかもしれません。壁画の内容が分からなかったのが残念です。
バチャ運河(Baťův kanál)という名の運河があります。チェコで最も有名と言える靴ブランド「バチャ」が建設に大きく関わったため、創業者の名前が付けられたそうです。
観光クルーズとしても、移動の足としても使えます。時間が合わなくて乗れなかったので、改めて乗りに来たいです。
という感じで目的地へ向かう道中から満喫したのでした。この後たどり着いた目的地も面白い場所だったので、それについては次回。
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藍染工房の記事から飛んできました!
わわわ、なんですかこの素敵な駅舎たちは!!!
私が乗ったチェコの路線ではこんな素敵な駅舎を見てなく、どれも割りと「ザ・社会主義」の建物だったのでそんなものかと思っていました。萌える...。ぶらり途中下車の旅したいです。
春が来たら絶対行きたい場所のひとつに加えておきます。(冬は...)
うちのポーランド人も、ポーランドのフォークロアやボレスワビエツなど全く興味なく、なんで外人が盛り上がるのか全く理解できないのだとか。確かに、意外とポーランド人家庭にはボレスワビエツないことが多い訳です。
「ザ・社会主義」の駅舎多いです多いです!社会主義感強すぎて笑えますよね。
このエリアはフォークロアが有名なせいか、柄が施してある駅舎がいくつかあります。こだわりの無い駅は汚い小屋みたいですが(笑)。
そうですね、行って楽しいのは春ですね。これから当分はどこ行っても寒々しいですもんね〜、、、
ポーランドのボレスワビエツめっちゃ可愛いのに!!日本人女子の大好物ですよね!ポーランド人も興味ないのですかぁ。勿体なく感じてしまいますね。人にもよるけど、まだ日本の若者の方が日本の古い物に興味があるような。