ブナの実

先日、栗が怖いって書いた実、正確にはブナの一種みたいです。

×「ブナ科クリ属」→ ○「ブナ科ブナ属」

あの実を見た数日後に同じ場所を通ったら、イガが乾いて中の実が転がり出ていました。
その見た目は、どちらかと言うとドングリ。でも、ドングリのような帽子は無い。ドングリの硬さのクリみたいな感じ。
一つのイガの中に小さい実が3つくらい入っています。

調べてみたらおそらくブナ属の一種で間違いないかと思われます。

実と葉のカタチで検索すれば簡単に判明するだろうと思ったけど、完全に同じと言えるものを探すのが難しいこと。日本とヨーロッパでは同じ名前でもサイズや形が結構違ったりするので、日本語で検索してもヨーロッパにしか無い品種の情報は少ないのです。おまけに、クヌギとかコナラとかカシワとか、特徴をしっかり比べないと間違う様な似た木って多いのですね。

ブナって名前は知っていても、家具屋で聞いたことあるかも?くらいで、どんな木でどんな実がなるかなんて知りませんでした。私は樹木に疎くて知らないし、栗だと言ったペトルは自然が身近にあり過ぎて木の名前に興味が無いし。

ブナの実はカロリーが高くて、熊などの山の動物に人気の実なんだそうです。冬眠の前に食べるのかな。

チェコへ来てから見たことのない木や花や実がその辺にわんさかあって、いちいち驚きます。日本にだって街路樹や花壇はあったけど、「何の品種だろう?」なんて気にすることはそれほどなかったのに。ここでは見慣れない植物が多く、「あれ何?!」が止まりません。