チェコの誰でも無料で利用できる公共の本棚


 
チェコには公共の本棚があります。

駅や人通りの多いところに設置されており、誰でも無料で本を借りることができます。借りる、と便宜上書いたものの、返す義務はなく、気に入れば自分のものにしてしまって良いし、逆に、自分が読まなくなった本を置いていっても構いません。そうするとまた他の誰かがそれを持って帰って読むことができます。利用者次第なので、本棚が空っぽの時もあれば、ぎゅうぎゅう詰めの時も。

どうせ古本屋に売っても大した金額にはならないのだし、それだったら通りすがりに置いておくだけで済む無料本棚に寄付してしまった方が良いって人も多いでしょう。市民の良心に任せた本棚、いいですね。
 


 

このような公共の本棚が設置されている一番多い場所が駅なのですが、わたしがチェコで感じた日本との違いの一つに「電車内での過ごし方」があります。

スマホを触っていない人の多さ。

日本の、特に通勤時間帯の電車なんかだとスマホを見ている人が多数ですよね。もちろんそれは当然で、スマホに本も音楽もゲームもSNSもインターネットも何でも入っているのですから。忙しい人にとっては電車に乗っている間が貴重な自由時間です。

チェコ(少なくともわたしの住んでいる田舎)では、電車内で何もしていない人がとても多いのです。乗車時間が1時間くらいの長い時でも、ただジッと景色を見ているのです。わたしだったら何もしないでただ座っていると時間を長く感じてつらいので何かで時間を潰したいと思うけど。夫ペトルも電車で何もしないタイプなのですが、理由を聞いてみても「え、何かしないとダメ?」という調子です。

景色を見る以外だと、もちろん本や新聞を読んでいる人もいます。電子書籍ではなく紙の本が多数派。手ぶらで来てしまったけど何か読みたくなった人のために設置されている駅の無料本棚なのでした。
 

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