国際結婚、言葉の通じない相手の家族・友人とこんな風に付き合ってます

国際カップルに起こりがちな問題、

言葉が通じないため、相手の家族・友人と仲良くなるのが難しい」。

わたし達夫婦も、相手の言語が日常会話レベルに達していないのでこの問題を抱えています。
・・・というか、抱えているのはわたしだけでペトルの方は上手くやれているような??

どうしてわたしだけが上手く行っていない様に感じ、ペトルだけが大丈夫なのか?
それぞれの家族や友人とを交えて会っている時の様子を書いてみたいと思います。
 

 
わたしたちの言語スペックは、

▼わたし
日本語:ネイティブ
チェコ語:初級
英語:日常会話は出来るが、思い通りに操れるレベルでは無いため、日本語で話す時に比べると口数は減る。

▼ペトル
チェコ語:ネイティブ
日本語:初級
英語:日常会話は出来るが、思い通りに操れるレベルでは無いため、チェコ語で話す時に比べると口数は減る。

外でのコミュ力は二人とも中の中。特に人見知りはしませんが、輪の中心になるタイプでもありません。

 

ペトルがわたしの日本人の両親と会うとき

わたしの両親(共に80歳くらい)は英単語を人並みに知っている程度で、英会話は出来ません。ペトルに会う時は、わたしが通訳をします。

両親の言っていることを訳し、ペトルの返事を訳し、時々挟む自分の意見は両方の言葉で二度言わないといけない、と常に喋っている状態になってしまうので、喉がカラカラ!わたしの英語力では意訳しか出来ないし、両方の言語が飛び交う中心にいると混乱し両親に向かって英語で話しかけてしまうというマヌケな事態まで起こります。

これが慣れないうちは本当に大変で、今後やっていけるのかと途方に暮れたのですが、先日の一時帰国で初めてまとまった時間をこの顔ぶれで過ごしたことでコツを掴めた気がしています。

「聴く→訳す→聞く→訳す」のタイミングが、わたしだけでなく、全員が掴めてきたのです。両親もペトルも自分が発言した後に「訳してもらうのを待つ」というクセがついたんですよね。そうすると会話がテンポよく回る様になりました。

初対面当時はどうなることかと思ったけれど、気心知れた相手であれば素人通訳でもなんとかなるものだな、と思いました。

あと、両親がペトルとコミュニケーションを取る努力を惜しまないでいてくれることが非常に大きいなぁと。苦戦しながらもスマホの翻訳アプリに挑戦してみたり、挨拶だけでもチェコ語で言ってみたり。話題も、チェコのことやペトルが興味のある内容を振ってくれるので、時間はかかっても会話は弾みます。高齢にも関わらず、新しい環境を面倒がらず挑戦してくれて本当にありがたいです。

 

チェコの家族と

誰かの誕生日やイベントがあるたびにパーティーが行われるので、ペトルの家族とは月一くらいで会います。その中に英語を学校で習ったことのある人は一人もいません(全員ドイツ語選択)。なので否が応でもチェコ語オンリーなのですが、わたしの初級チェコ語では自力で会話に混じることは不可能です。

ペトルは通訳するよう努力してくれてはいるのですが、まともに会話のキャッチボールが成り立たったことがありません。というのも話してる内容が内輪話すぎて、ペトルも終いには訳す価値無しと判断するし、わたしも口を挟めることが無いし・・・。

 

 

わたしがチェコ語を話せないばかりに会話に入れないのだ、と最初のうちこそ気に病んでいたのですが、回りを良く見てみると気を遣われていないのはどうやらわたしだけではないのです。会話に興味が無くてひたすら食べたりテレビ観ているだけの親戚やその連れ(もはや誰か分からない)、そして周りも本人も気にする様子は無し。

それなりの人数がいる集まりだと、日本だったらその場の全員が楽しめるように話しを振ったりと気を配る人がいそうなものですが、ここではフリーダム。立場が嫁であろうと、血の繋がった家族であろうと、たまたま呼ばれた友人の友人だろうと、外国人であろうと、気を遣わないし遣われない。嫁のわたしが一人でスマホをいじってようが、白い目で見られることはないらしいのです。なんて楽なんだ!・・・会話には入れないけど。

それに関して、ペトルは「日本のお父さんお母さんは良くしてくれるのに、うちは・・・」と謝っていますが、基本的にはとても親切で世話も焼いてくれて、かといって必要以上に生活に干渉されるわけでも無く、嫁としてはいいとこ取りで楽な関係なのかな、と考えるようにしています。最初の頃は、あまりの放置っぷりにちょっとビックリしました。

 

日本の友人と

先日の一時帰国でわたしの友人たちにペトルを紹介する機会が何度かありました。

わたしと友人がつい日本語でガーッと喋ってしまうと、ペトルは置いてけぼりになってしまいます。わたしとしては日本語のみで喋れると楽なのですが、そこは一呼吸置いて、友人にも断りを入れ、ペトルが会話に参加出来るように出来るだけ気をつけていました(時々忘れるけど。)

言葉の壁が原因で会話に入れず悲しい体験って、留学経験のある人なんかだと分かるでしょうけれど、日本にいる限り多言語の中に放り込まれることは滅多に無いので、あまり周知されていない感覚だと思います。あえて例えるなら、目の前で内緒話をされている居心地の悪さのような。

なので、事前に友人たちにはお願いをしていました。英語が出来る人には「夫が一緒の時はわたしに対しても英語で話して欲しい」、英語が苦手な人には「訳する時間を頂戴ね」と。

英語で話すにしろ、訳を挟むにしろ、実際やってみるとなかなか面倒なのですが、そこはさすが日本人というべきか、さすが優しいわたしの友人たちというべきか、英語の得手不得手に関わらずペトルにも話しを振ってくれたのは感謝しかありません。
 

 
ペトルの専属通訳(わたし)としては、友人と会う機会を重ねたことでちょっとした会話のコツを掴みました。

例えば、わたしの友人がわたしに向かって「ダンナさんは日本初めてなの?」と訊いたとします。わたしは答えを知っているので自分の口から即答えることが出来ますが、敢えて隣りにいるペトルに訳して訊ねるのです。そしてペトルの答えを訳して友人に伝えます。文字にすると無駄な手順を踏んでいるように思えますが、こうすることでその場にいる人みんなを会話に巻き込むことが出来ました。

 

チェコの友人と

一方、チェコでペトルがチェコ語しか話さない友人と会う場合。基本的には、わたしは遠慮します。日本だったら共通言語が無い場合でも前述のように周囲の気遣いに甘えてペトルでも楽しく過ごすことが出来ました。でも、わたしがチェコ語の集まりに入っても同じ様にいかないのは目に見えています。

チェコ語を話せないあんたが悪いと言われればそれまでですが、ペトルは日本で要通訳というハンデがありながらも会話に入れるので。

日本は「察する」文化で、周りへの気遣いがマナーの一部なところがありますが、それをチェコでは一切期待できないのだと学びました。言葉の壁はもちろんですが、習慣の違いの方が身に沁みます。

 

 
チェコで幸いなのは英語を話せる人が一定数いること(話せない人は全く話せないけど、話せる人は流暢)。そして話せる人の多くは外国人を交えた交流にも慣れているため、相手がナニ人であれ母国語以外を使うことに抵抗がありません。

英語が話せる日本人でも日本人同士で英語を使うのって外国人相手に英語で話すより抵抗あると思うのですが、その点ではチェコ人は慣れている人が多いように思います(ただし大きな街に限る)。周辺国との物理的距離が近く留学生や移住者が多いせいでしょうか。

 

まとめ

言葉の壁以上に、文化の違いが大きい!

言葉が分からない外国人がいれば、その人を中心にもてなそうとする日本。
会話がしたければ自分で切り開くしかないが、別に入って行かないといけないプレッシャーも無いチェコ。

どちらが良い悪いではなく、海外では日本の常識を一度忘れて、頭を柔らかくしないとやっていけませんね。日本の家族と友人たちには感謝。

こんな感じでやっていますという話でした。

2 Replies to “国際結婚、言葉の通じない相手の家族・友人とこんな風に付き合ってます”

  1. ちょうど「チェコに住んだらどうなるんだろう。。」と悩んでいた時期だったのですごく身に染みるお話でした!
    先日3週間ほどチェコ人の夫と里帰りをしたのですが、毎日毎日話せないチェコ語ばかりで少し憂鬱で、しかも義弟の結婚式という大イベントまであったので集まった親戚の会話についていけず置いてけぼり感。
    単語を少しだけ聞き取れてもどう返したらいいか分からないのがもどかしいのでチェコ語の勉強頑張ります。
    「内輪話すぎて通訳する価値なし」すごく分かります 笑
    夫もよく私が説明を求めても知らなくても良いことだから大丈夫だよと通訳してくれないです。内輪ネタだからこそ知りたいと思う気持ちもあるのですが。。
    ブルノは車で通り過ぎただけですが、すごく大きな町でびっくりしました!機会があれば行ってみたいです。

    1. マンジェルカさん、はじめまして。コメントありがとうございます。今は日本にお住まいなのですね。
      結婚式ほどのおめでたい集まりならさぞ皆さん盛り上がってチェコ語が飛び交っていたのでしょうね!そうなったら入る隙なんて無いのはなんとなく想像できます・・・。
      ネイティブ同士の早口の会話を理解するなんて勉強していたって1年2年で出来ることでは無いと思います。まして難しいチェコ語。そう考えると先が見えずヤル気も起こりません(私の場合は)。いつかチェコ人の会話に交じれる日が来るのでしょうかね・・・。とにかく勉強と練習するしか無いのは頭では分かっているのですが。

      チェコのファミリー、内輪話多くないですか?(笑)
      「お母さん達さっきから何の話してるの?」って訊いたら「知り合いの◯◯さんがなんとかで」みたいな(笑)。そりゃ確かに訳してもらわなくても構わないけどっていう。今はそういうものだと割り切っていますが最初は「家族とはいえ、私、気遣われなさ過ぎでは?!」と不安に思っていました。

      ブルノを通り過ぎたのだったら大きな教会とか見えたのでしょうか。都会ですよね〜(チェコの中では)。私はそこから少し離れた田舎に住んでいるのですが、休日によく遊びに行く好きな街です。機会があればぜひ立ち寄ってみてください♪

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