ダーリンは外国人

外国人の彼氏・夫というと、日本人に比べて愛情表現が多くてスイートな関係、というイメージがあるかもしれませんが、うちは全くそんなことはありません。残念ながらダーリンとかベイビーとか呼ばれません。

「アイラブユー」は、言われたことも言ったこともあるのだけど、お互い英語ネイティブではないせいかどうもしっくりきませんでした。ペトルとしてはチェコ語で言った方が心を込められるのかもしれないけど、言われた私の方は「ミルイ チェ(チェコ語のアイラブユー)」って聞いても意味は知っているものの心に響かない。かといってぎこちない日本語で言われても心こもってない感じがして微妙。最初の頃はそれでも言い合っていたけど、すっかり言わなくなりました。

ペトルは日本人女性が外国人の彼氏に何を求めているかを勉強しました。「ダーリンは外国人(英訳版)」を読んで(笑)。

話の中に、著者の小栗左多里さんが、外国人と付き合ったらベッドに朝食を持ってきてくれると思ってたのに!というくだりがあり、それを知って以来、ペトルは記念日や誕生日にはベッドに朝食を運んでくれるようになりました。そんな文化チェコにはないと思いますが。


付き合って一年の記念日でした。
そもそも「付き合い始めた日」という概念が多くの国では無いように、チェコでもありません。何度かデートを重ねて、いつの間にか彼氏彼女になっている、というのが一般的です。私たちに付き合い始めの記念日があるのは、ペトルが、日本では「告白」という段階を経てやっと彼氏彼女になるらしい、と知りちゃんと告白をしてくれたからです。

「外国人の彼氏ってこんな感じ」とか「チェコ人はこんな性格」とか相対や割合での話はできますが、ペトルと一緒にいて思うのは、国籍や育った国の習慣ってほとんど関係無いな、ということです。当たり前ですが、日本人でも一人一人全く違う性格を持っているように、外国人でも一人一人全然違う。細やかな気遣いができてシャイで真面目な “外国人” らしからぬペトルを見ていると尚さらそう思います。

わたしが “外国人のダーリン” っぽいことを体験できるのもペトルが外国人だからではなく、ただ彼が相手を喜ばせたいという思いやりを持っているから。わたしたちの関係は、彼の努力とやさしさで成り立っています。

まずは一年、ありがとう。

2 Replies to “ダーリンは外国人”

  1. 始めまして。

    ペトルさんは素晴らしい方ですね。

    >ただ彼が相手を喜ばせたいという思いやりを持っているから。わたしたちの関係は、彼の努力とやさしさで成り立っています。

    このように書けるあなたも魅力的な方なんでしょう。

    娘のために大変喜んでいます。
    私は「男なんて。」(ろくでなしが多いという意味です)という考え方をしてきましたが、結婚してからも努力を惜しまないペトルさんのような男性がいらっしゃることを、娘に話そうと思います。

    私は長い間不幸な結婚を沢山みてきましたので、幸せなご夫婦の存在はとっても嬉しいのです。
    どうぞいつまでもお幸せに(^^♪

    1. Noriko より:

      初めまして。コメントありがとうございます!
      正直、以前は私も「結婚してからも努力を惜しまない」男性がいるのかは半信半疑でした。周りの友人夫婦なんかを見ていると素晴らしいご主人はいるのですが、自分には無縁のように思っていました(私は一度結婚に失敗していることもあって)。今は、男とか女とか国籍とかで性格を一括りにしてはいけないなぁ、と思うようになりました。ご状況分かりませんが、娘さんとの話題の一つになれば幸いです。

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