振る舞うのは主役?!チェコで迎える初めての誕生日

義母と私の合同誕生日パーティーが開かれました。

以前に別の人の誕生日パーティーに行った時、主役がずっと料理を振る舞ってみんなが食べ終わった頃にやっと席に着いて食事できる、みたいな状態で驚いたことがあり、チェコでは誕生日の本人がもてなさないといけないのか?!と思っていたのですが、それはシチュエーションによるとのこと。今回のパーティーは広くてみんなが集まりやすい義妹の家で行われたので、ただ来てくれればいいよ、と言われ安心しました。

これはチェコの習慣らしいのですが、誕生日プレゼントを渡しながら「ブシェフノ ネイレプシ(All the best=おめでとう)」と言い、握手をします。女性からはキスも。
思いだしてみると、結婚式が終わった時も全員から握手を求められたので、お祝いの言葉と握手はセットなのでしょうね。


 
何かのお祝いのたびに作られる手作りケーキのレベルが高くて毎回驚かされます。今回はシンプルめですが、庭から摘んだイチゴの葉っぱがオシャレ。

日本では欠かせないバースデーソングは、ペトルは知ってはいるけど実際に歌ったことはない、と言っていました。ロウソクを吹き消すのもテレビで見たことはあるけどやったことはないって。なので、誕生日パーティーとは言うもののメリハリはなく、ただ食事してケーキを食べているだけ、とも言えます。
みんな主役に特に気を遣うことなく好きなタイミングで食べたり飲んだりし、「もう食べはじめてもいいのかな?」と周りを気にしているのはいつもわたしだけです。

今回は肉が苦手なわたしが主役なので魚のディナーでした。食事に招かれたときは当然いつもフォークとナイフで食べるのですが、さすがにこの魚はお箸じゃないと無理!と思いお箸を借りました。ペトル以外の人はわたしがお箸を使っているところを見るのが初めてな上に、器用に魚を食べるので驚いていました。わたしにとってはみんながフォークとナイフでこの魚をきれいに食べていることの方が衝撃なんですけど。


 
年齢問わず家族の誰かが誕生日だと必ず全員集まってお祝いするのは、日本とはちょっと家族の距離感が違うなぁと思います。もちろん家族によりますが。

チェコへ来て初めての誕生日。たくさんのプレゼントと手作りのケーキであたたかく祝ってもらって幸せです。日本の両親に見せたい光景でした。