チェコで扇風機を購入

チェコではエアコンを持つことが一般的ではありません。わたしたちのアパートにもエアコンは付いていませんし、付ける場所もありません。
日本に比べると湿気がなく過ごしやすいとはいえ、暑い日は暑い。せめて扇風機が無いと夏を乗り越えられない!というわたしの強い希望で扇風機を買いました。

扇風機もみんなが持っているモノというわけではないので、買うとなっても選択肢はあまりありません。日本の扇風機市場の大きさを思い知りました。

今まで扇風機を持ったことがないというペトルがデザインと収納性重視で選んだのが左。
Rowenta classic 約1.500Kč(6,750円)

わたしが機能重視で選んだのが右。
Rowenta Turbo Silence Extreme 約3000Kč(13,500円)

2台試してみて良く無かった方を返品しよう、と言っていたのですが(チェコでは2週間以内なら理由問わず返品可)、結局2台ともキープしています。ペトルは「ボクは使わないよ」と言っていたにも関わらず、一度使うと手放せなくなったようです。

メーカーはどちらもドイツのRowenta(ロウェンタ)。

まず、左のタワー型。シンプルな作りで、最低限の機能が付いています。日本でこんな単純な扇風機だったら3,000円で買えるのに、という感じのものです。

右の大きな方は、実はあと30cmくらい高くなります。相当デカいです。わたしの身長より高く威圧感がありますが、天井の高いヨーロッパの家には向いているのかもしれません。背が高いぶん台座部分が重く、常に自分の隣りに置いておきたいわたしにとっては移動させるたびに汗をかいています。

とはいえ、その大きい扇風機の方が断然優秀で気に入っています。
名前に「Silence」と入っているだけあって、サイズの大きさとは裏腹に音が静か。寝るとき用のおやすみモードもあれば業務用かのような激しいターボモードもあり、さすが値段が高かっただけあります。

現在6月の時点ではエアコンがなくても扇風機だけでも不快さはありません。外へ一歩出ると夏の陽射しですが、厚い壁に守られた家の中では扇風機だけで十分涼しく過ごせています。

4 Replies to “チェコで扇風機を購入”

  1. Masaki より:

    Norikoさん、初めまして。
    日本から書込みをしておりますMasakiと申します。
    他では書かれていないチェコ生活の有益な情報に魅せられて、いつしかハマッてしまい…
    今日も仕事ほったらかして勉強させていただいております。f^^;

    記事中で「チェコでは2週間以内なら理由問わず返品可」という事に衝撃を受けたのですが、
    返品された商品はどうなるのか…?

    まさか…最悪の場合、指紋や小傷の付いた商品がそのまま次のお客さんへ売られる?
    そんな事は無く…返品されたメーカー(またはお店)が商品を検査し綺麗にして問題無い物だけが次のお客さんの元へ?

    もしかしたら、Norikoさんやペトルさんも箱を開けて「この製品どっかで返品されたやつじゃないの?」って気づいた事は無かったでしょうか…?

    因みに、私は日本で電気製品を製造しておりまして…
    (といっても、特定の産業を相手に手作業で少量生産する個人事業主ですが。)
    もし今後チェコで当方の製品を販売する事があった時の参考に伺いたいと思いまして、ここに書かせていただきました。
    お忙しい中に大変恐縮ですが、もしお時間が取れましたら教えていただけると助かります。

    本日も良い一日を。

    1. Noriko より:

      Masakiさん、初めまして。
      返品された商品は、新品同様であればそのまま新品扱いで売られるでしょうけれど、ダメージがあれば値引きして売られますのでその場合はお店側の損になってしまいますね。ネット通販で一点だけ値引きされている商品があったりすると返品された物なんだろうなぁ、と察します。
      自分が買った商品で問題を感じたことは今の所ないのですが、もしそれが返品商品に見えたとしても使用に支障なければ特に気にならないと思います(もちろん支障があれば返品なりクレームなりします)。売る側も買う側も日本と比較するとその辺りはゆるいような。かと言って杜撰という訳では決して無いのですが、商品の箱が痛んでいるくらいなら店頭でのお買い物でもよくある事なので。

  2. Masaki より:

    Norikoさんお忙しい中、大変迅速にコメント返信返下さり誠にありがとうございます。
    なるほど!私が想像していたほど酷くない…いや、むしろ臨機応変だったり売る側とお客さんとの信頼関係が高いからこそなのかなと思いました。

    2000年代になった頃からでしょうか…?日本では人々が冷たくなったりクダラナイ事(他にもっと重要な事があるのに…)に気を遣わなければならない社会になってきた様に私は感じているのですが、こういう部分でも違いが現れてくるのかな…?と思いました。

    私もNorikoさんの記事からGoogleマップ(ストリートビュー)でチェコ中を歩き回り(←行った気分にw)楽しんでいるのですが、小さな街(集落)が点在しその街には個人商店らしきお店が沢山在るのにも驚きました。
    日本では大型店が私の住む千葉県のド田舎にも出店する位で…
    これまた2000年前後から個人店や小さなスーパーは次々と廃業した様に思います。
    チェコには、かつて日本が皆幸せ(経済格差が少なかった)良い時代と同じ日常が残っているものと想像しますが…期待し過ぎでしょうか…f(^^;

    是非今後もチェコの魅力を皆さんや私に教えて下さいネ。
    つい嬉しくて長文失礼しました。
    寒くなってきましたよね…? どうかお体にお気をつけて充実されて下さい。

    1. Noriko より:

      > 売る側とお客さんとの信頼関係が高いからこそなのかな

      そうですね。商売人でもお金にがめつくないというか、正直者が多いというか。時には非効率な面もありますが、寛容だなと感じます。

      おっしゃる通り、チェコは個人商店がまだまだ沢山あるのには私も驚きました。日本人の感覚からすると「こんな小さな街で商売成り立つの?!」と思うような場所でも新規のお店がオープンしたりするので、どうやら成り立っているようです。そんななので、小さな集落でも過疎化する事なくちゃんと若者や子供がいるのですよね。小さなお店を営んでそれで十分食べていけるのって健全だなと思います。
      今のチェコは、まだ物価が安くて朴訥とした面と経済成長で物価も収入も急速に上がってきている面が混ざっていて面白いです。

      コメントありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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