海外で手に入る材料で、餃子の皮とタレの作り方

日本に来た外国人が気にいる料理の一つが餃子。夫ペトルも大好きだし、こちらの家族にも振舞ってみたい。

具にする挽肉やキャベツはどの国でも手に入りますが、市販の餃子の皮は日本食材店が近くになければなかなか手に入るものではありません。日本では餃子を皮から手作りするなんて面倒なこと考えもしませんでしたが、よく考えてみると材料自体はどこでも手に入る「小麦粉」。市販品より多少手間はかかりますが、作り方は簡単ですし、もちもち美味しい餃子が作れます!
 

餃子の皮の作り方


(小サイズ25〜30枚くらい/二人でお腹パンパンになる量)

強力粉と薄力粉を合わせて 180g
(どちらかだけでもOK。薄力粉だけだとパリパリとした焼き餃子向き、強力粉だともっちりした水餃子向き。)
 少々
熱湯 130cc

(1)小麦粉に、塩を混ぜた熱湯を入れかき混ぜる。

(2)手で触れる温度になったら、なめらかになるまで手で捏ねる。

(3)生地を2、3個に千切ってそれぞれを丸め、打ち粉をして常温で30分ほど寝かせる。

(4)打ち粉をしながら麺棒で生地を伸ばす。
  (先に2、3個に千切ったのは、この時の作業のし易さのため。大きいと扱いにくいので。)


 

(5)薄く伸ばした生地を適当な大きさの丸い型(大きめのマグ、やかんの蓋などでOK)で抜く。


 
以上で生地は出来上がり!
いくつかのレシピを見て、いいとこ取りした簡単さ重視のレシピです。

私は面倒くさがりなので、「ひと塊りの生地伸ばす→型抜き」という方法をとっていますが、「一枚分の塊を沢山作る→それぞれを伸ばす」という方法でも構いません。その場合は、(2)の後に、生地を小さな球体(一枚分の量)にしてから寝かし、その後にその球を一つ一つ麺棒で伸ばします。どちらの方法でも仕上がりに違いはありません。


 
何度も作ってようやく慣れましたが、最初は、生地の厚さやサイズの加減が分からなくて微妙なものが仕上がりました。味は小麦粉なので不味くなることはありませんが、見た目がね。

皮が完成すれば、具はお好きなもので。
ただ、もうひと手間。餃子のたれも自作しなければいけません。

餃子のタレ

 大2
醤油 大2
砂糖 小1/2
ごま油 少々

ラー油が欲しいところなんですけど無いので、辛味が欲しい時は苦肉の策で七味を混ぜています。
中華食材って海外でも簡単に手に入るものだと思っていたのですが、少なくとも私の周りにラー油は売っていません。大きめのスーパーだと中華調味料コーナーはあって、何に使うのか分からないソース類は色々あるのですが、ラー油らしきものは見当たらないんですよね。自作するにも八角とか花椒とか入れた方がいいみたいで、材料の入手も困難という。

手に入らないものは多いですが、不便な中でも面倒くささと食い意地との戦いです。

 
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4 Replies to “海外で手に入る材料で、餃子の皮とタレの作り方”

  1. 通りがかりです より:

    こんにちは。いつも楽しく読ませていただいてます。
    チェコの小麦粉には強力粉と薄力粉という区分がないですが、餃子の皮を作る際
    どのチェコ小麦粉を使用されてますか?

    1. Noriko より:

      初めまして。
      厳密には違うんですけど、私は使い勝手の違いで、サラサラしてる「hrubá」を強力粉、粒の細かい「hladká」を薄力粉として使っています。実際は、グルテンの含有料が日本の強力粉・薄力粉と同じではないらしいので、モチモチ具合は変わってくると思います。hrubáとhladkáの中にも色々ランクがあるみたいだし・・・。私はいつも適当に買っているのですが、餃子やうどんばかり作っているので微妙な違いがよく分かりません。餃子には、hrubáとhladkáを半々くらいで混ぜていますが、結構もっちりしてるなぁと思います。ケーキやパンを作ったらその辺りの違いはハッキリ分かりそうなのですが。

      1. 通りがかりです より:

        親切に説明くださりありがとうございました。
        Norikoさんの方法を参考に私も試していきます!

        1. Noriko より:

          いえいえ、私も手探りなので説明にもなっていなくてすみません。チェコにあるもので試すしか無いですもんねぇ。お互い頑張りましょう(笑)

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