チェコにはベトナムからの移民が多いので、一番身近なアジアンフードといえばベトナム料理。スーパーでは数種類の米麺が手に入るし、大きな街であればフォーやブンを食べられるベトナム料理店が必ずあります。
ベトナム料理といえば、日本でも最近専門店がいくつかオープンしたりと人気急上昇中の「バインミー(bánh mì)」。
バインミーとは・・・
柔らかいフランスパン(バゲット)に切り込みを入れ、バター(マーガリン)、パテを塗り、野菜、ハーブ類、肉などをはさみ、ヌクマム(魚醤)などのソースを振り掛ける。携帯性のよさから屋台だけでなく、バスターミナルなどでは駅弁がわりとして新聞紙に包んでも売られる庶民のファーストフード。
Wikipedia:「バインミー」『ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典』
最終更新 2018年4月11日 (水) 07:37、URL: http://ja.wikipedia.org
ざっくり言うとフランスパンを使ったアジア風味のサンドイッチです。ベトナムがフランス植民地だった時代に生まれた食べ物だそうです。
すでにベトナムレストランが何軒もあるブルノにも評判の良いバインミー屋があると聞いて、ブルノに用事があった日に一人でランチを食べに行ってきました。
「Vietnamské bagety」
お店の名前「Vietnamské bagety(ベトナムスケー・バゲティ)」は、チェコ語で「ベトナムのバゲット」という意味。バゲットを使ったバインミー以外にもフォーなどの麺類や春巻きもメニューにはありますが、店名や看板からしてバインミーが一番売りだと思われます。
バインミーは6種類。
卵、ポーク、ビーフ、チキン、チキンナゲット、ミックス。
値段は、60〜80Kč(約300〜400円)。
私がチェコ語のメニューを見て固まっているのを見かねたベトナム人店員のお兄さん(家族経営っぽいのでたぶん息子さん)が流暢な英語で一つずつ説明してくれました。
説明を聞いたものの、バインミー初心者なのでどれが良いか分からず、チキンナゲットのバインミーを注文。
野菜たっぷり!ナゲットも揚げたてサクサク!
サブウェイだとバゲットを半分にしたもので一人前ですが、ここでは同じようなサイズのバゲットを丸々一本使っているので二人前くらいのボリュームがあります。近くにはサブウェイもあるのですが、こちらの方が圧倒的にコスパが良いですね。
何より美味しい!パクチーが効いているのと、野菜が酢漬けなのでサッパリしています。
チェコで食べるバゲット系サンドは、チーズやハムがメインのものが多いので、野菜たっぷりの軽いサンドイッチは新鮮でした。約二人前のボリュームを完食してしまいました。
日本人の口には間違いなく合うと思いますが、チェコ人の口にも合うようで、私が店内で食べている間、入れ替わり立ち替わりお客さんがやってきました。小さなお店で、席数はテーブルとカウンター合わせてたぶん13席。イートインの人、テイクアウトの人、半々という感じ。
海外での一人外食って日本でのそれよりもわたしはハードル高く感じるのですが、店員さんがフレンドリーなこともあって最初から最後まで気分よく食事ができました。ブルノで行きつけにしたいお店が一つ出来ました。
「Vietnamské bagety」
Pekařská 388/19, Brno
11:00-20:00 日曜定休
ブルノ中央駅から徒歩13分、ブルノ自由広場からだと徒歩8分。
ベトナム料理は確かに美味しいですね。プラハではベトナム区もありますよ。Norikoさん、いらっしゃったことありますか?
プラハのベトナム人街には行ったことがありません。ブルノのベトナムマーケットには食材目当てで買い物に行くことはあります。レストランは当たり外れが大きいのでよほど評判の良い店にしか行きません…。