今、日本で公開中の映画「スウィート17モンスター」を観ました。イタくて必死な17歳の主人公が愛おしい個人的今年のベストムービーのひとつです。
チェコでは劇場一般公開はされていないようですが、映画祭で上映されたらしくチェコ題はあります。
「Hořkých sedmnáct」直訳すると「Bitter seventeen」。
まさかの邦題と正反対!
なお、アメリカの原題は「The Edge of Seventeen」。スウィートでもビターでもないこの原題から一対の反対語が出てきたのは面白いです。
そこで、他の国ではどんなオリジナルタイトルが付いているのか調べてみました。(※訳はgoogle翻訳を使ったので、google先生が合っていると仮定して書きます。間違っている可能性は多いにあります。)
なお、映画のストーリーは友達が少なく冴えない17歳の女の子のほろ苦い青春を描いています。
Egy magányos tinédzser → 「A lonely teenager」
17がどっか行きましたが、映画の内容と合っているので違和感はないです。
17 ans, sérieusement? → 「17 years, seriously?」
意味が分かりません。語感が良いのかな?
Das Jahr der Entscheidung → 「The year of the decision」
原題ともストーリーとも合っていません。
Quase 18 → 「Almost 18」
17という数字を無視してきましたが、意味的には原題に近いですね。
آستانه هفدهسالگی (فیلم ۲۰۱۶) → 「The eve of the seventeen」
この訳が正しいければまだ17歳になってないって意味になりませんか。
Почти семнадцать → 「Nearly seventeen」
これもまだ17歳になってない。
映画観てないのかな??と思わずにいられないタイトルが意外に多いですね。チェコの「Bitter Seventeen」が鑑賞後だと一番しっくりきます。日本の「スウィート17モンスター」は客に媚び過ぎている感はありますが、他の国の適当なタイトルと並べてみると、配給会社の意気込みを感じる点では好感が持てます。
日本にいたときは、他の国に比べて公開が遅いことを不満に思っていたけど、ひょんなことから日本の配給会社頑張ってるなぁと気づかされました。遅くてもきちんと良い作品が公開される日本の映画環境はすごいです。