カウチサーフィンを再開しよう

昨日、キヨフのホテルについて書きましたが、私は「Couchsurfing(カウチサーフィン)」にも登録しています。

Couchsurfingとは、旅人のためのポータルサイトです。

・旅先で一緒にご飯を食べたり観光したりする仲間を探す
・無料で泊めてくれる人を探す
・自分が行く旅先についてわからないことを地元の人に質問

というようなことが出来ます。旅人×地元の人、または旅人×旅人を繋ぐサイトです。これは私のプロフィールページです。千本鳥居にピースサインで日本人を全面に出しています。

 

京都に住んでいたこともあって、私は主に泊める側のホストとして利用していました。

初めて外国人を家に泊めたのは9年ほど前。前の夫が外国人との交流が好きな人だったので、彼が主導で初めてのゲストを迎えました。ひとりで旅行中のアイスランド人でした。その頃、私は外国人に対する免疫が全くなく、英語も話せなかったのでほとんど何も出来なかったのですが、なぜかとても楽しく、それから時々泊めるようになりました。

私はそれからも英語が話せないままだったのですが、自分の家に泊まっているゲストと話せないもどかしさもあり、一念発起し日常会話レベルの英語を習得し、その後ひとり暮らしになってからもホストを続けました。優しいゲストたちのおかげで私の英語も多少は上達。

春や秋の観光シーズンだと一日に何件も「泊めてもらえませんか?」リクエストが来ましたが、自分の時間も必要なので、多い時期でも週に1人くらいの受け入れに留めていました。それくらいが自分の負担にもならないちょうど良いペースでした。

ちなみに、受け取るリクエストメッセージの中には「文化の違いを差し引いても失礼」な書き方をしてくる人も少なくなく、私がリクエストを受ける時は、かなり厳選していました。知らない人を泊める・会うのには特に女性にはリスクがありますから。
ゲストを受け入れる時は、その人のリファレンス(良かった・悪かったなど会った後に相手に評価を付けられる)を見て、「過去に悪い評価がないか」「リクエストメールの文面は丁寧か」など慎重に選んでいました。それがカウチサーフィンを楽しく続けられたコツだと思っています。

最初は泊める側だけだったのが、自分も海外旅行に行ったときゲストとして何度か泊めてもらい、それがまた素晴らしい体験だったので、自分も京都で外国人をもてなしたい気持ちで以前より積極的にゲストを受け入れるようになりました。ホテルに泊まって友達や恋人と過ごす旅行ももちろん楽しいですが、地元の人の家に泊まって普段の生活を見るのって全く違った体験なのです。

都合で泊められない時でも、外で会ってご飯を食べに行ったり、観光地を案内したり。京都に長年住んでいても行ったことが無かった伏見稲荷や金閣に行ったのは外国人ゲストの付き添いとしてでした。私も彼らを通じて京都の良いところをたくさん見れたし、外から見た日本の印象を聞いたり文化の違いを話し合ったりするのは本当に楽しい体験でした。

幸い今までカウチサーフィンを介して出会った人たちは最高に楽しい人ばかりで、ほとんどの人とその後も連絡を取り合っています。世界中に友達がいる、というと大げさだけど、いつか彼らを訪ねたいという気持ちが間違いなく旅行をするモチベーションのひとつになっています。

そんなCouchsurfingをチェコでも再開したいのです。
日本でペトルと暮らしていた時はスペースが無かったので家に誰かを泊めることはできませんでしたが、今ならゲスト用のベッドもあるし、私自身チェコでの生活に慣れてきたので。自分のプロフィールのステータスを「泊められません」から「多分泊められます」に変えました。

問題はキヨフには京都ほど旅行者が来ないことなんですけど(笑)。気長に楽しい出会いを待ちたいと思います。