海外で普通のミネラルウォーターを買いたかったのに間違って炭酸水を買ってしまったことありませんか?私は何度もあります。
チェコでのミネラルウォーターの炭酸・無炭酸・微炭酸の見分け方を解説します。
まずこちら
商品名の下に書いてある「NEPERLIVÁ VODA」がどういう水かを説明しています。
「VODA(ヴォダ)」はWATERです。英語と発音が似てるので覚えやすいですね。
前についている「NEPERLIVÁ」が炭酸か無炭酸かを表しています。
チェコ語では、文字の頭に「NE」を付けて否定形にします。英語の「NOT」や「NON」のような感じです。
「PERLIVÁ」は炭酸。
なので、「NE+PERLIVÁ」で「炭酸ではない」という意味だと分かります。
日本人がイメージする普通の水を買いたいときはこの「NEPERLIVÁ VODA(無炭酸水)」です。
「NE」が付いていれば無炭酸と覚えるのが簡単です。
続いてはこちら
「JEMNĚ PERLIVÁ」と書いてあります。
「PERLIVÁ」がついているので炭酸だということがわかります。前についている「JEMNĚ」はソフトという意味です。なので、これは「ソフトな炭酸」なので「微炭酸」。
「JEMNĚ」という単語を見たら、だいたい微炭酸だと思って間違いありません。
では、これは何でしょうか?
「NESLAZENÁ A JEMNĚ PERLIVÁ」
少し長いですが、後半の「JEMNĚ PERLIVÁ」は先ほどと同じで微炭酸です。「A」はAND。覚えやすいですね。
頭の「NESLAZENÁ」は「NE」がついているので、何かの否定形だと予想出来ます。NEの後に続く「SLAZENÁ」は「甘さ」という意味です。なので、これは「甘くない&微炭酸」ということになります。
最後にこれ
「JEMNĚ SÝTENÝ」。この商品、実はスロバキア語ですが、チェコ語とスロバキア語はかなり似ているので、お互い普通に会話が成り立ちます。チェコにはスロバキアの商品も多く売られており、このブランドもどこでも買えるものです。
「JEMNĚ」は前述のチェコ語と同じでソフト。「SÝTENÝ」は「炭酸」の別の表現です。なので、これは「微炭酸」です。無炭酸の場合は、チェコ語と同じで否定の「NE」を付けて「NESÝTENÁ」と書かれています。
「NE〜」は無炭酸、「JEMNĚ〜」は微炭酸のルールが当てはまります。
語尾は、ÝだったりÁだったりしますが、合わせる名詞によって変わるのがチェコ語の文法なので深く考えなくても大丈夫です。
尚、チェコ語ではスペルが少し違う「SYCENÁ」と書かれます。
ちなみに「GAŠTAN」は栗(チェコ語では「KAŠTAN」)。日本の栗とは種類が違うとはいえ、栗味の水ってどうなんでしょう。
チェコのスーパーでは無味の水よりも軽く味のついたフレーバーウォーターの種類が豊富にあります。味に関しては、だいたいラベルにイラストがあるので、レモン味とかイチゴ味とか分かるのですが、甘い・甘くない・無炭酸・微炭酸という違いはチェコ語が読めないと判断できません。私も最初の頃はギャンブル気分で買っていたのですが、喉が乾いているときに求めていたものではないものを買ってしまうのはなかなかショックなので、基本の単語を覚えました。
VODA 水
PERLIVÁ 炭酸
NEPERLIVÁ 無炭酸
JEMNĚ PERLIVÁ 微炭酸
NESLAZENÁ 甘くない
SYCENÁ/Ý SÝTENÁ/Ý 炭酸
NESYCENÁ/Ý NESÝTENÁ/Ý 無炭酸
これさえ知っていれば悲しい買い間違いはおきないはず!