チェコ最大の野外フェス「Colours of Ostrava」へ行ってきました(前編)

7月19日〜22日の4日間、「Colours of Ostrava」という野外音楽フェスティバル(以下、フェス)に行ってきました。チェコ国内では最大規模です。

今年で16年目のこのフェス、前回書いたように会場が「下ヴィートコヴィツェ地区(Dolní Vítkovice)」と呼ばれる元製鉄所という一風変わった場所。以前に何処かで「世界のグッドロケーションなフェス10選」のようなランキングに入っているのを見たことがあります。

元製鉄所で行われるようになったのは2012年からで、以前はオストラバのお城が会場だったそうです。それも素敵そうです。

海外のフェスに行くのは今回が初体験でした。日本国内では大小様々行ったことがあるので、海外フェスに対する憧れもありつつ、マイナスのイメージもかなり持っていました。酔っ払いが多い・音楽を聴きに来てるのか騒ぎに来てるのか分からない・肌の露出度が高過ぎ・ゴミが大量に落ちている・トイレが汚い・ジャンクフードしかない、などなど。それを踏まえて、実際どうだったかを書きたいと思います。




 

交通

わたしが住むところからは電車で2時間強。運賃は片道228Kč(約1140円)。この電車代、フェスに行く人はなんと半額になります。割引用の切符を買わないといけないのかと思ったら、意外にもシンプルな方法でした。
往路で使った切符(日本と違い切符は回収されません)を、フェス会場にあるCD(チェコ国鉄)ブースへ持っていくと、往路をタダで乗れるスタンプを押してもらえます。その切符を帰りの車内で車掌に見せればいいのです。簡単でいい!

遅延当たり前のチェコ電鉄のテントに時計がデザインされているのは自虐でしょうか(笑)

 

宿泊

会場にはキャンプサイトがあるので、そこでテント泊の人が多いです。
私たちはホテルに泊まりましたが、値段は通常の倍。8ヶ月前に予約しましたが、その時点で周辺の宿泊施設はほぼ埋まっていました。

 

チケット

値段は買う時期によって違います。早く買うほど安い。
4日間の通し券が、3月末までに買うと2,190Kč(約10,950円)、直近の一番高い値段でも2,880Kč(約14,400円)。フジロックが早割でも3日間で36,000円、サマソニは2日で30,500円なので、日本人の感覚からすると激安ですね。

ネットから購入するとメールでQRコードの付いたPDFが送られてきます。それをプリントアウトし提示すれば入退場を管理するリストバンドをもらえます。・・・簡単過ぎませんか!
単独のコンサートなどもだいたいPDFのプリントアウト方式らしいんですけど、一つのPDFを複数人に転売、みたいな犯罪起きないんでしょうか。この方法が上手く成立してるなら日本の高額な手数料支払う方法は一体なんなのかと思います。

リストバンドの交換は二日前から出来、オストラバの駅にも引換所があるので、会場で並ぶ時間が少なく済むよう工夫されていました。

 

ラインナップとマップ

今年の主なラインナップはこれ。
国外アーティストの方がチェコ国内(スロバキア含む)アーティストより多いと思います。

タイムテーブルは冊子状。
上の1〜20までの数字がステージです。
ライブがあるのは1〜14で、残りはワークショップ、映画、トークショーなど。音楽だけでなく色々できることがあります。日本のアニメ作品も上映していて、わたしは「レッドタートル ある島の物語」を観たりしました。

会場マップ。縦の距離で1km弱くらいかな。ステージ間が近くて移動が楽。

 

オーガナイズ度

初日の入場に3時間並んだお客さんがいたと後から知りました。わたしはたまたま別の入り口から入ったのでその混雑には当たりませんでしたが、クレームで大変だったみたいです。入場時のリストバンドのチェックと防犯のための手荷物検査(カバンの中を一人一人確認)に時間がかかり、過去最高の入場者数でオーガナイザーの想定を超えてしまったんですね。後でウェブサイトにお詫びが掲載されていました。

とはいえ、会場の中で人が多すぎてツラいということは「わたしは」ほぼありませんでした。ペトルやその友人たちに言わせると「こんなに人が多くなってしまってもはや快適なフェスじゃない」そうですが。チェコ人と日本人の「混雑している」の定義が違い過ぎ・・・。とにかく日本人のわたし的には何の問題もない人の量でした。

チケットは完売でしたが、もっと人を入れるのも全然可能だと思います。チェコ人は不満そうでしたが、わたしとしてはオーガナイザー良心的やんと思いました。

 

トイレ問題

食事中の方は読み飛ばしてください。
フェスでなくても海外で日本人を憂鬱にさせるトイレ。絶対汚いでしょ!と思っていたのは、半分正解で半分は良い意味で外れ。

基本的に仮設トイレなわけですが、日本のそれとは少々違いました。汲み取り式トイレなのは仕方ないとして、穴が大きい!中が丸見えなんです。青い色の化学薬品で中身を溶かしているらしく、それほどグロテスクでは無いのですが、もうちょっと穴を小さく出来ないのか、と。そもそも日本では仮設トイレでも、水で流せるタイプが一般的ですよね。

そして、トイレがあるのに手洗い場が無いところがあるのです。チェコ人は衛生観念はきちんとしていて、トイレの後は石鹸で手を洗う人が多いので、これはみんなツラいのではと思いました。わたしはウェットティッシュを常備するようにしました。

そんな微妙なトイレ環境ですが、チェコ人は使い方のマナーは良いので、覚悟していたほどには不快になることはありませんでした。仮設ではない普通のトイレも探せばあることに気づいてからは、個人的には問題ありませんでした。

ちなみに男性用はこんな簡易トイレ(左側にある灰色の)。同時に4名が使用できます(笑)。

トイレに行くのが面倒な人は草むらや隅の方でしていました。それは日本でもある光景なんで、快くはないながらも仕方無いと思えます。が!なんと、女性までトイレ以外の場所で用を足しているのを見てしまいました・・・。一人だけじゃなく何人も。完全に人から見えない場所ならまだしも、お尻丸見え〜。
トイレが長蛇の列で我慢出来ないならそれも最後の手段かもしれませんが、トイレの列はせいぜい5分も待てば入れる程度。冷静な判断ができないほど酔っていたのでしょうか??フェス4日間通して一番ドン引きした出来事でした。

 

休憩スペース

良かったことの一つは十分な休憩スペースです。休憩スペースが十分いうより、人を詰め込み過ぎていないからスペースがあるというべきでしょうか。

あと、もちろん人によりますが、欧米人ってアジア人とは比べものにならない体力あるので「座る」ということへの執着が少ないと常々感じていて。だから椅子の争奪戦みたいなことにはならない気がします。わたしは体力温存のため隙あらば座りたいので助かります。

色んなタイプの椅子やソファが至るとことにあって可愛かったです。

 

キッズエリア

子どもが遊べるエリア。子どもはずっとライブ観ていても飽きますもんね。
色々な可愛い遊具、子ども向けのショー、ワークショップなど。ここが楽し過ぎて子どもが離れなくなる、という危険があります(笑)。

キッズフレンドリーなフェスに悪いフェスは無いでしょう。ちなみに、子どもも多いですが年配のお客さんも多かったです。というのも、なんと最終日に限り65歳以上の人は入場料無料!素晴らしい。

長くなってしまうので、続きは後編で。食べ物やお客さんのファッションなどについて書きます。

 
後編はこちら↓

Trip Advisor内 オストラバの紹介



4 Replies to “チェコ最大の野外フェス「Colours of Ostrava」へ行ってきました(前編)”

  1. わ!テレビのニュースで見たのはこのフェスだったんだ!とブログを読ませてもらって納得です。旦那と「ジャミロクワイが結構太ったね・・・」なんて会話してたんですが(笑)、ノラジョーンズとかも出てたんですね。これはうらやましい!!
    電車代も半額とか、良心的でいいですよね。

    フジロックは確かに高いですもんね~。今年もフジロックに友人バンドが2つほど出ているので行きたかったんですが、フェスのために日本には帰れなかった・・・(泣)

    ちなみにトイレですが、チェコ人は結構その辺で用を足す人が多い気がします。(私の周りだけかな?笑)自然の中で、用を足すのって結構開放的なせいか、女性でも結構多いので、私も結構その辺りで用を足してしまいます(笑)チェコ人に限らずですがいろんな国で見かけた光景なので、結構普通のことだと思っていました・・・あらあら(苦笑)

    フェスの続きも楽しみにしてますね☆

    1. ジャミロクワイはお腹ぽっこりでしたね(笑)。それでもちゃんと踊れていてかっこよかったですが。
      お友達出てるのですかー。私にとっては夏の帰省のように毎年通っていたので、今年は我慢したけど来年は一時帰国するならフジのタイミングしかないなって思ってます。
      青空トイレ、日本人よりは圧倒的に慣れてるのは分かります。アウトドアとか畑仕事とか、野外でしないといけない機会ありますもんね。でも、人いっぱい通ってるとこで男性陣に並んで若いギャルがお尻出してたんですよー。さすがにそれはどうなん?!って衝撃でした。私はアジアの田舎を旅行した時でも成人女性のそういうのは見たことなかったんで、ヨーロッパの女性がそこまでオープンとは知らず新たなカルチャーショックでした。はぁ、まだまだ驚かされます(笑)

      1. ジャミロクワイ、お腹ポッコリでもかっこいいですよね!ライブ見れたなんて羨ましいです!!
        私はノラジョーンズ結構好きなので、羨ましい!!!

        Norikoさんは毎年通うほどのフジロック好きだったんですね(o^^o)
        私はBIGフェスが苦手で(人が多いのが苦手)こじんまりしたフェスが好きなんですが、ここ数年毎年、色んな友人が出演しているので、仲良い友人バンドが出た数年前に久しぶりにいきました。大体がアバロンなんですけどね。今年はtioというバンドとkirimという友人バンドが出ます。
        以前は、Indus&Rocks, Muff, Senkawos, No Entryなどなどの友人バンドが出ました^_^
        ちなみに第一回目の伝説と言われているフジロック、私、行きましたよ(笑)
        当時はフェスというものが初めてでよく分からないまま大雨に打たれてました(笑)

        ヨーロッパの女性、結構平気で外で着替えしたり用を足したりしますよね。チェコで山や岩にクライミングにいくと、男性がいても結構みんな平気で脱いでるので恥ずかしくないか聞いてみたら抵抗がないそうです(笑)
        むしろ恥ずかしがってる私を不思議がります(笑)
        (私の周りだけだったらごめんなさい・笑!)

        でも、よく考えたら夏は湖の畔とかでヌードで日光浴しているチェコ女性をよく見かけるし、恥ずかしいレベルが違うんでしょうね。私が住んでる南ボヘミアは湖が多いんですが、この夏もヌードの女性をちょいちょい見かけましたよ〜。
        私もアジアは色々旅してきましたが、確かにアジアの女性はやりませんよね!アジア女性はシャイだからでしょうかね?

        1. ノラ・ジョーンズも貫禄あってかっこよかったです!すっかりベテランですよねぇ。
          おぉ!天神山を生き残ったんですか!私は苗場からなので体験してませんが、よくご無事で(笑)。
          フジは人が多すぎるのが過酷なんですよね。人の少ない場所やタイミングばかりを探して行動してます。アバロンだったら通りすがりに観たことあるかも。どこかですれ違ってるかもしれませんね!

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