わたしは、学生時代からずっと英語が苦手でした。そんな苦手な英語を30代半ばで十数年ぶりに勉強し始めたのですが、勉強を始めてから日常会話レベルまで割とスムーズに辿り着いたと(自分では)思っています。
リアル友人や知り合いに「英語勉強したいんだけど、どうやって勉強した?」と聞かれることがよくあります。このブログを読んでくださっている方は、「海外に興味のある方=英語が話せる方」が多いと思うので、低レベルな話を読まれるのはちょっと恥ずかしいのですが、一つの経験談として、元々賢いわけでもなく年齢で記憶力が衰えたわたしでも楽しく英語が身についた話を書きたいと思います。
以前のレベルと今の状況
学生時代、英語はずっと苦手科目で底辺の成績。当時の友人に「外国人と結婚して家での会話は英語」と言うとめちゃくちゃ驚かれます。大人になってからも何も変わらず中1レベルをキープ。
34歳で一念発起し勉強を始めて、半年で読み書きができるようになり、1年後には会話のキャッチボールができるようになりました。
それから3年ほど経った現在は、「ビジネスに使う自信は無いけど、旅行や日常会話には不自由しない」というレベルです。
得意な順に、ライティング >>> スピーキング > リーディング >>> リスニング
英語学習を始めた動機
- 外国人を家に泊めることがあった
元夫(英語話せる)の趣味で家に外国人を泊める事があって楽しかったものの、わたしだけ英語が話せない生で疎外感を感じていました。 - 海外旅行がしたかった
言葉の壁が怖くてあまり海外旅行をした事がなかったけど、本当は一人旅が好きだし海外へも一人で行ってみたいという願望がありました。 - 外国の俳優が好き
映画は字幕があるからいいけど、Youtubeなどで字幕の無い俳優のインタビューなどを理解したかった。 - 好きな洋楽アーティストがいる
来日アーティストと接する機会(サインをもらったり)があっても思いを伝えられないのがもどかしかった。
わたしを行動に移させるほどの動機になったのは1と2です。たとえ、自分が外国に行かなくても、訪日外国人がこれだけ多い今、英語が役に立つ機会はたくさんあります。
最初のステップ
どういう方法で勉強するか。
英会話教室、家庭教師、オンラインレッスン、独学など選択肢は色々あります。
わたしの目的は、「文法の基礎を一から学び、日常会話ができるレベルになること」。多くは望んでいませんでした。
大手英会話教室などのグループレッスンで身に付く気がどうしてもしなかったので、とにかくマンツーマンが良いと思いました。
英会話のレッスンって値段が高いイメージがあったのですが、調べてみると最近って色々なレッスンのカタチがあるんですね。個人レッスンでも値段はそれほど高くないことを知ったのも理由です。オンラインレッスンだとさらに安いですが、モチベーションを保つために直接会える先生の方が楽しいと思い、近くで教えてもらえる先生を探そうと決めました。
先生を探す
個人レッスンの先生を探すサイト「MY-先生ドットコム」を利用して探しました。
習いたい言語・地域・先生のプロフィールから個人レッスンの先生を探す事ができるサイトです。最初に紹介料がかかるだけで、その後のレッスン代は直接先生に支払います。
探している時はあまり深く考えていなかったのですが、後から考えると、正直少しリスキーな方法だと思います。なぜなら先生のレベルにかなり差があるように見えるからです。
中には留学生がアルバイト感覚で登録しているような人もいて、この人英語を教える知識あるのか?と思ってしまう人も。もし、すでにある程度のレベルを持っていて会話の練習をしたいのであればそれでも構わないと思いますが、初心者にはきちんと教えるスキルを持った先生でないと意味がないと思います。
わたしが選んだときは、先生の「日本語レベル」と「英語教師歴」を重視しました。
英語教師歴がある程度長く、わたしが超初心者なので日本語で説明してほしい。あと、できればネイティブ。
もし、本当にプロフェッショナルな先生だったらネイティブでなくても良いかもしれません。特に文法を習いたい初心者にはノンネイティブ先生の人の方が説明が分かりやすい場合もあるかもしれません。ノンネイティブ先生の方が授業料の相場も安いです。
目安は、ネイティブで60分3,000円以上、ノンネイティブだとだいたいそれ以下。
先生を探すサイトは他にもいくつかあります。ハロー先生ドットコムやEnjoyLessonなど。いくつものサイトに登録している先生もいるので、どのサービスを使っても大きな差は無いと思うのですが、いい加減な先生を野放しにしているところもあるという話を聞いたこともあるので、もし利用されることがあれば慎重に・・・。
わたしが利用した「MY-先生ドットコム」が他のサイトと比べて良かったと思う点は、
・先生の都合の良い時間帯・場所が細かく書かれている
・先生の日本語レベル・日本在住年数がわかる
・趣味・好きな音楽・映画の欄がある
・課金前に質問を送ることができる
・先生が自由に自己PRなどを書ける欄があるので先生のヤル気がわかる
レッスンを受けてみたい先生が見つかれば、紹介料として料金が発生します。
わたしが利用したプランは、2人まで紹介してもらえて2,000円。
料金を払うと、先生の直接の連絡先を教えてもらえるので、そこからは完全に個人の責任で連絡を取り合います。自分でメールし、レッスンの日時や場所を決めます。
わたしはそこでコンタクトを取った2人の先生の体験レッスン(無料もしくは割引価格)を受け、そのうちの一人に絞りました。
ここで2人ともイマイチ、ということも大いにあり得ると思います。わたしは本当にラッキーで、そこで出会ったひとりの先生のおかげで英語の楽しさに目覚めました。
レッスンを始めて
わたしが選んだ先生は、30代のオーストラリア人男性。日本語ペラペラ、日本での教師歴は5年ほど。
わたしは文法を中1レベル(本当にBe動詞とか…)から習ったのですが、教材は一切使わず、説明すべきことが全部頭の中に入っている先生でした。その説明がまた全て完璧に分かりやすく、学生時代にピンと来なかった文法的疑問がスラスラわかるようになる快感を覚えました。快感というと大げさなようですが、本当にこの時の学習が楽しい感覚はそれまでの人生でもなかったかもしれません。
体験レッスンを受けたもう一人の先生は既存のテキストに沿って教えるだけで、あまり面白くなかったのですぐに辞めました。本当に先生次第で全然違うと思いました。
残念だったのが、その天才的に教えるのが上手い先生が帰国しなければいけなかったため、3ヶ月しかレッスンを受けられなかったこと。最初からわかっていたのですが、短い期間でもレッスンを受ける値打ちがあると思ったのでギリギリまで続けました。週に1、2回、仕事の後にベローチェなどのカフェで。一回につき90分2,500円。先生も3ヶ月の間に可能な限りの知識を与えてくれました。とても感謝しています。
その先生が、自分が帰国したあとのために、と知り合いのアメリカ人の先生を紹介してくれたのですが、新しい先生はまだ語学学校で先生を始めたばかりのビギナー先生でした。女性で話しも合うし大好きだったのですが、教え方に満足できず辞めることにしました。とはいえ、彼女が日本語の勉強をしたいということで、レッスン料のやりとりは無しで友達として週に一回ほど会い、英語と日本語で話すようになりました。彼女の日本語がすでに流暢だったので、普通に日本語で恋バナすることがほとんどでしたが(笑)
長くなってしまったので、続きます。