日本語を忘れたくないとは思っていますが

昨日までは英語について書きましたが、その流れで日本語についても。

わたしが最後に日本人を相手に日本語を話したのは、一ヶ月近く前(ラジオで話したとき)。それほど普段は日本語を話す機会がありません。

時々、日本語能力試験のN1(最難関)を目指しているチェコ人の勉強を手伝うことがあるので、そのときは日本語を使いますが、分かりやすい単語を選んでゆっくり話すので、ネイティブ相手に話すのとは感覚が全く違います。

ブログを書きながら、日本語を忘れはじめているなぁ、と思うことが多々あります。「こういう状況を表す熟語があったはずだけど、出てこない・・・」なんてことはしょっちゅうで、「○○○○ 熟語」「○○ 類語」「○○ 反対語」のような検索をすることはよくあります。

以前にサッカーの長友選手がイタリアで日本語のインタビューに答えているとき、「あれ・・・日本語で何て言うんだっけ」と詰まり、記者の方に「イタリア語でもいいですよ」と言われて続きをイタリア語で答えていたことがありましたが、そのときに出てこなかった単語が「合意」。日常でよく使うわけではない単語が出てこない気持ちがよくわかります。

まとまった量のブログを書くことは、日本語を使うことを習慣づける点で役に立っています。ブログを始める前は、頭の中での考え事が英語でしたが、毎日ブログを書くことで、頭の中の言語設定が日本語に戻りました。

が、問題は、それが書き言葉だということ。

たまに話すときには、それがそのまま口に出てしまい、書き言葉のような話し方をしてしまうのです。かなり恥ずかしいです。これは想定外でした。
今はまだ自分でそのことに気づいていますが、そのうち気づきもしなくなる時が来るのかと思うと恐いです。

会話の感覚を忘れないために、日本のテレビドラマを観たりもしますが、元々の自分の話し方(関西弁)と違いすぎるのでいまいち役にはたっていない気がします。

今週、サッカーの松井大輔選手が磐田からポーランドに移籍してきました( “きました”と書いたのは、チェコの国境に近いチームだから、わたしにとってはこっちに来たという感じがするため)。わたしは彼がいたチームのサポーターだったことがあり、ファンにも気さくに関西弁で話してくれるところが好きでした。

で、ポーランドに到着したとのことで、久しぶりにインタビューを聴いたんですけど・・・

ひょ、標準語になってるー!!

話し相手が標準語だと関西人でもつられることがあるのですが、このインタビュアーは関西のイントネーションが入っているし、つられたわけではなさそう。
彼は、京都出身で京都のチームに所属したあと、フランスなどの海外含む10数年、色んな言語や方言に揉まれてきたはずで、方言が抜けて当然といえば当然ですが、話し方もキャラも関西人のイメージが強かったので驚くやら寂しいやら。

わたしもいつか自分の話し方を忘れてしまうのでしょうか。標準語で喋る自分は想像できないけれど。
いずれ帰国したときに「喋り方どうしたん?!」と笑われそうな気がして今から恥ずかしいです。

8 Replies to “日本語を忘れたくないとは思っていますが”

  1. justcoming より:

    こんにちは。松井選手の移籍先のことを検索していてこちらのブログを見つけました。関西人の松井ファンです。
    だいじょうぶ、松井選手、標準語も使いますけど今でもちゃんと?関西弁喋れますよ
    移籍前でも駒野選手(和歌山出身)とかと喋る時はちゃんと関西弁でしたよ^^。
    静岡から東京経由で渡航し、いろんな人と色んな言語でしゃべって、なんか標準語モードになってたんでしょうかね。
    機会があったら是非オポレに行って関西弁でお話してあげてください^^

    1. Noriko より:

      justcomingさん、コメントありがとうございます!
      松井選手のことで辿り着いて頂いたなんて嬉しいです。そうですよね、駒ちゃんが磐田にいたときは関西弁でいじってたような?と思っていました。関西弁を忘れたわけじゃないんですね!よかった〜(笑)。
      わたしは隣国ではありますが、まぁまぁアクセスしやすい場所に住んでいるので、オポレには近々行ってみようと思っています。外国で聞く関西弁が嬉しいのはすごく気持ちが分かるので、話せるチャンスがあれば関西弁で話しかけたいと思います!☺️

  2. junjusia より:

    わわ、オポーレはわが街から電車で1時間です!
    お越しの際には是非ご連絡ください~。
    大きな街ではないけど、素敵な街よとポーランド人が口を揃えて言うので、きっと楽しいと思います。
    ポーランドのクラブチームのサポーター、危険だと普通のポーランド人は皆注意してますので、対戦相手はよく見て平和な試合に行ったほうがいいかもしれません(笑)。

    ちなみに、私の家のすぐ近くに1部リーグのクラブチームの本拠地がありますが、危険な日は近所のzabkaがドアを閉めて、ドアについている小さな窓から販売する方式に切り替えてます…!

    1. Noriko より:

      オポーレ、サッカー観に行きたいんですよー。カトヴィツェ行った時も本当はサッカー観る予定だったんですけど、1週間ほど前に試合の日程が変わるという珍事がありまして、、、もうすでに他の予定組んでしまってたから行けなかったんです。
      ポーランドのサポーターは間違いなく危険です!観に行く時は、座席は一番高い席を買いますよ(笑)。カトヴィツェに行くつもりだった時は、事前に試合の映像を観て、「よし、女子供の観客もいる、大丈夫だ」って確認しました(笑)。ガチのサポーターに紛れてしまうと本当に命の危険がありますからね。zabkaがドアを閉めるのも納得です!

  3. junjusia より:

    さすが、ご存知だったのですね!私は全く知らなかったので、そこまで言われる彼らを哀れんでいましたが、町中の落書きがほとんどフーリガンによるものであることに気づいてからは、哀れみも感じず(笑)。
    サッカーの試合が急遽変更になるのも、ポーランド人の得意の「フレキシビリティ」なんですかね…。
    決定事項が覆されることが多々あり、日々きーーーー!ってなってます(苦笑)。

    1. Noriko より:

      そのフレキシビリティは困りますね(笑)。
      ポーランドでサッカーを観に行くにはID確認が必要らしいんですよ。事件があったときに身元が分かるように・・・(苦笑)。私は、日本や他の国では熱心なサポーターを観察するのは趣味と言えるくらい好きなのですが、そこまで熱いところには行ったことが無くて。興味半分怖さ半分でいつか観に行けるのを楽しみにしてます。

  4. junjusia より:

    そうなんです!
    何も知らない頃、うっかり口を滑らせて「こんなに近いからサッカー見に行ってみたい」と言ったら「犯罪者しかいないぞ!ID登録しないとチケット買えないんだぞ。日本と同じと思うな!」とそれはこっぴどくお説教されました(笑)
    もしかとは思ってましたが、ポーランドだけですか、要ID登録…。
    多分試合を選べば命の危険はないと…思いたい…(笑)
    どうか安全対策だけはしっかりと!

    1. Noriko より:

      犯罪者しかいないってのは可哀想かもしれませんが(笑)誰でも犯罪者になっちゃうくらい熱心とでも言いましょうか・・・はは。
      他にもID登録必要な国はあるのかなぁ。ヨーロッパの主な国では無いような。南米とかだとありそう(危険っぽいという先入観ですが)。
      日本の感覚で行って危険な目に遭ってはいけないので、パートナーさんのお叱りもごもっともです!

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