野外で映画上映

キヨフに引っ越してくる前から楽しみにしていたことの一つに夏限定で行われる野外映画上映があります。

チェコでは多くの街で夏に野外での映画上映があります。ブルノだったらお城に特設シアターを作っていたり。キヨフには、常設の野外音楽堂があるので、そこが7〜9月上旬の間、映画のシアターになります。

大きな街ではカップルがターゲットなのだと思うのですが、小さな街では子供連れがメインのようで、チェコ語吹替版の上映が多く、チェコ語がわからない私はなかなか観に行けるチャンスがありませんでした。

実は、少し前に字幕版の「ゴースト・イン・ザ・シェル」を上映する日があったので行ったのですが、今にも雨が降りそうな天気だったせいか私とペトルの他にお客さんがおらず「3人以上集まれば上映するんですけど・・・」と言われるはめに。3人分払おうかとも思ったのですが(1人80Kč  約400円)、結局雨が降り出してきたので諦めて帰ったのでした。

そんなこともあって、念願の野外映画。
20:30開始で、その頃にはまだ空がほんのり明るい状態でした(最近の日没は20時頃)。
夜は気温が10〜15℃くらいまで下がるので肌寒く、上着やブランケットが必須。暖かいコーヒーを持参してちょうどいい感じ。

今回、結局チェコ語吹替の「ズートピア」を観ました。一度観たことがあるのでストーリーは分かるし、チェコ語のリスニング練習がてら楽しめました。

お客さんは家族連れが5組ほど。採算取れてないよなぁ・・・。
ペトルが子供の頃はもっと賑わっていたそうですが、映画館に行く人自体が減ってきているご時世なので、野外上映だから急に増えるということもないのは仕方がありません。
それでも来ている子供たちは外で映画を観るというイベントを楽しんでいるようで、こういう体験が夏の記憶として残るんだろうと思いました。来年以降も末永く続いたらいいなぁ。