住んでみたい可愛いお城「ミロティツェ城(zámek Milotice)」チェコ・南モラヴィア


 

ミロティツェ城はチェコのどこ?

チェコ第二の都市ブルノも含む「南モラヴィア州」の中でも南に位置する、スロヴァキアの国境に近い人口2,000人弱の小さなミロティツェ村にあります。プラハから電車で約3時間半。隣国の首都であるウィーンやブラチスラバの方が近いです。ワインと民族芸能が有名な地域でもあります。(詳しいアクセスは最後に記載)

 

バロック様式のミロチツェ城

この場所自体は14世紀に出来たそうですが、メインであるバロック様式の建物が建てられたのは18世紀。最後のオーナーが良いセンスの持ち主だったのか、とにかく内装の趣味が良いお城です。古いお城、というよりは今も誰か住んでいるのでは?と思うほどオシャレで保存状態も良好。

外観、特に玄関側からの見た目はどちらかと言うと簡素で(だから近くに住んでいるのに1年以上スルーしてきました…)、一歩建物に足を踏み入れてみると内装の可愛らしさにこのお城をすぐに好きになりました。部屋毎に違った色遣いで、「自分が住むならこの部屋がいいなぁ〜」なんて想像しながら見学しました。

 
 
現代の日本で買っても高そうな伊万里焼の壺がありました。“アジア部屋” に(笑)。他にも中国の陶器や置物などがズラリ。ヨーロッパの昔のお金持ちってエキゾチックなモノを集めるのがステータスだったんですかね。

 
ユニークなセンスのアイテムも。脚が “足” なベッドとか。

 
ふてくされている(?)子供の像とか。

 
絵の中の人が壁の人を指差してたりとか。

 
まな板の上のウサギと鴨の絵とか。

 
このシャンデリアなんてお城の装飾としてはモダンですね。

 

プライベート教会

城と言っても誰かの「個人宅」なわけですが、その中にミニ教会がありました。ミニとはいえスペースが小さいだけで装飾は豪勢で、その辺の街の教会よりずっと立派なのではと思います。神父の控え室もあったので、お抱え神父を雇っていたのでしょうか。

 

ミロティツェ城自慢のバロック様式庭園

正面からは見えないのですが、建物の背後には広大なバロック様式の庭園があります。しかも敷地の周りは森に囲まれているので、庭が森の一部のよう。手の加えられた庭と自然のままの鬱蒼と茂った木々の組み合わせが素晴らしい空間です。


 
庭園の中にある緑のトンネル。陽射しの強い日でしたが、この中だけは涼しく、昔ここに住んでいた貴族は夏の暑い日、このトンネルを優雅に散歩していたのかなぁと想像します。

 
ガーデニングショップ併設。植物以外にも陶器やハーブから作った商品が売られています。

 
チェコのお城あるある “孔雀が放し飼い”。

 

バロック調ドレスのレンタル

なんと、バロックスタイルの衣装をレンタルすることができます。

料金は、30分間 大人300Kč(約1,500円)、子供150Kč(約750円)と手頃。
衣装を着て庭を自由に散歩できます。カメラマンは常駐していませんが、自分で撮る分にはいくら撮ってもOKとのこと。これは女の子は特に楽しいでしょうね。やはり家族連れで利用している人が多かったですが、カップルも数組いました。
あと、敷地内に結婚式場もあるので、ウェディングドレスを着た花嫁さんやドレスアップした招待客もいて、辺りがドレスだらけという、ある意味お城の雰囲気を満喫させてもらいました。


 
まるで映画のワンシーンのよう。

 

これは余談ですが・・・
日本でもレンタル着物が外国人旅行者に人気ですよね。が、一部の外国人観光客は「ガイジンが着てたらおかしいと思われるから」と着物に挑戦することを躊躇います。日本人としては、「そんなことないよ、誰も気にしないよ!」と思っていたのですが、今、逆の立場になってみると、その気持ちがとてもよく分かります。
もしここが有名観光地で色んな人種の観光客が衣装レンタルをしている環境なら気にしないでしょうが、ここを訪れているのは99%が白人。アジア人がバロック調ドレスを着ているのは滑稽だろうな、と周りの目を気にせずにはいられません。

経験から人種差別主義者が少しはいるという確信があるのですが、それが単に単一民族国家で育った人の無知によるものなのか(日本人が人種差別に無頓着故に外国人に失礼な言動をしてしまうように)、はっきりと悪意があるものなのかは、ずっと気になっているものの答えが出ない謎です。

というわけなので、わたしはレンタル衣装には挑戦しませんでしたが、いつか試してみたい願望はあります。周りの視線はどうであれ、着てみたいですよね、こういうドレス!
 

アクセス

ミロティツェ城へのアクセスは、プラハからだと、まずプラハ→ブルノへ電車かバスで2時間半、さらにブルノ→キヨフへ電車で約1時間。
キヨフからはバスもしくは自転車(レンタサイクル)が便利です。

個人的には、自転車がイチオシです。片道約25分。ほぼ全行程がサイクリングロードで、景色もよく、勾配がほぼ無いとても気持ちの良い道です。「モラヴィア大草原」の近くなので両方を同時に周るのにもピッタリのロケーションです。

 

ミロティツェ城 zámek Milotice / Milotice castle
Zámecká 1, 696 05 Milotice
開館時間は時期によって違うので開館時間のページを要確認。冬季は閉園。
https://www.zamekmilotice.cz/en

庭を見るだけなら無料。
城内を見学するにはガイドツアー参加が必須。事前予約は不要で、当日カウンターへ行けばOK。ツアーの所有時間は約60分 大人一名につき130Kč(約650円)。解説はチェコ語オンリーですが、チェコ語が分からなくても十分に見応えがありました。

[バス]キヨフバスターミナルから664系統バスで約13分「Milotice, dvůr」下車、徒歩10分
[自転車]キヨフから約25分
[徒歩]キヨフから約1時間20分

2 Replies to “住んでみたい可愛いお城「ミロティツェ城(zámek Milotice)」チェコ・南モラヴィア”

  1. ひょっとしたら草原行く時に行けますかね?せっかく自転車かりるから、行ってみたい。本当におとぎ話の世界みたいな風景。私は浴衣着てる外国人を見ると嬉しくてほのぼのしますが、確かに、アジア人がきたら、平たい顔族が着たら、どう思われるんだろう…( ;∀;)

    1. すでに立派なお城色々と見た後だとは思いますが、草原へ行く道から4kmくらい道を外れた場所なので、余力があれば!

      日本にいる浴衣の外国人、微笑ましいですよね〜。平たい顔に貴族のドレスはどう思われるのか…想像が付きません。

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