チェコでおそらく、いや間違いなく一番たくさん食べられているパン「ロフリーク(Rohlík)」。
コッペパン型の食事パンで、これ自体に強い味は無く、チーズやハムやパテなどと一緒に食べるのが一般的です。チェコのホテルで朝食を取ると必ずといっていいほど出てきます。
スーパーでは山積みで売られており、値段は2Kč(約10円)前後と激安。20本くらいどっさりとビニール袋に詰めて買っていく人の姿はチェコでよく見る光景です。
どこでも10円程度で買えるロフリークですが、わざわざ家で焼くとしたら?!
少し手間はかかるけれど、スーパーで買うよりもずっと美味しいロフリークが出来るレシピをご紹介します。材料は日本でも手に入るものばかりです。
自家製ロフリークのレシピ
ロフリーク 15~20本分
- 強力粉 500g
- 生イースト 21g (または ドライイースト7g)
- 無塩バター 大3(溶かして冷ます)
- 砂糖 10g
- 塩 10g
- ぬるま湯 250ml
1.
ボウルにぬるま湯250mlを入れ、イーストを加えてイーストが溶けるまで混ぜる。
2.
1に小麦粉半量、バター、砂糖、塩を加えて手で揉むように混ぜる。残りの小麦粉は混ぜながら少しずつ加える。
最初は水分でシャバシャバだが、段々とパン生地らしいまとまりになる。ムラが無くなるまで捏ね、手にくっつかなくなればOK。
3.
生地を丸めてボウルに入れ、布巾で覆い、1~2時間常温で寝かせる。
その間、30分毎に「ガス抜き」(生地を抑えてガスを抜き、また丸くまとめる)をする。
4.
生地を適当な大きさ(15~20個くらい)に切り分け、10分休ませる。
5.
打ち粉をして生地を三角形に伸ばし、幅の広い方からコロコロと丸めて細長いコッペパン型に成型。
6.
ベーキングシートの上に間隔を空けて並べ、水をスプレーで吹きかける or ハケで塗り、ラップをかけて45分休ませる。
7.
生地を休ませている間にオーブンを250℃に加熱。使用する天板もオーブンの中で熱しておく。
8.
熱くなった天板に、生地をベーキングシートごと乗せ、オーブンへ。
9.
約12分で完成!
(焼き時間はオーブンによって多少変わるので一回目は様子を見つつ焼いてください。)
市販の柔らかいロフリークに比べると、外はカリッとしており中はやや噛み応えがあり、少しバゲットに近いかもしれません。
手を動かす時間は30分ほどと短いし、作業自体は簡単なのですが、発酵の待ち時間を入れると作り始めから食べられるまで3~4時間ほどかかるので、食事の時間から逆算して作り始めてください。
我が家では、ロフリークを焼くのはペトルの担当。時間がかかるので、ゆっくり家で過ごす休日の午後に夕飯用として仕込みます。なんてことのない普通の食事パンですが、焼き立てに勝るご馳走はありません。
ロフリークという名のパンですか!.
のリ子さん家のパン美味しいそうに焼けてますね。チェコでも食事の時食べるパンはシンプルでいいのね。
スーパーで、大きな大きなケースに山に入っているのを見て、売り切れるころには乾パンになるのでしょう〜と思いました。買いものに来た奥さんが、柔らかさを調べていました。
キノコ型したパンの中くり抜き、濃度の濃いハンガリアングラーシュみたいなソースで絡めた具を詰めた一品, 私は食べず旅終えましたが、家でも作るのですか? パンのケースは食べないのでしょうか?
ロフリークは山積みで売られてますが、20本くらい買う人がどんどん来るので回転が早いです。すぐに食べきれずに2〜3日家に置いておくことがありますが、それほど固くもなりません。
パンにシチューやスープを入れたもの、レストランではよくありますが、自宅で作ることは珍しいかと思います。あの形のパンは見かけないので、作るとするとパンを焼くところから始めないといけないかと。
もちろんパン自体も食べて構いませんよ。
ロフリークのことでないくてすみませんが、チェコで私の人生初めて見たのが、ライ麦粉?で作ったやや黒いクロワッサン、ホテルの朝食で食べてみました。私にとっては、珍しいし、ほんのすこし素朴。中欧州では珍しくないのでしょう〜と判断しました。
黒めのクロワッサンですか。私は見たことがありません。珍しいのではないでしょうか。見かけたら是非買ってみたいと思います。