「ストラージュニツェ国際フォークロア・フェスティバル(International Folklore Festival Strážnice)」でモラヴィアの伝統文化体験

一年前にも紹介した「ストラージュニツェ国際フォークロア・フェスティバル(International Folklore Festival Strážnice)」に今年も行ってきました。

南モラヴィアのストラージュニツェにて、6月末の週末四日間に渡り街のいくつかの会場でフォークロアに関した催し物が行われます。

昨年のポスト↓↓↓

前回はメインイベントである民族衣装のパレードを見学しましたが、今回は昨年時間が足りず見られなかった「ストラージュニツェ野外博物館」会場を楽しんできましたので、その様子をご紹介します。
 

通常営業時に訪れた時のポスト↓↓↓

ストラージュニツェ野外博物館(Skanzen Strážnice)」は、古い様式を再現した民家やワイナリーが立ち並び、昔の暮らしを学ぶことが出来る野外施設です。フェスティバル期間内は、その広い敷地を利用してマーケット、ワークショップ、コンサートなどが行われています。


 
まるで一つの村のような会場内を歩いていると、あちらこちらで突然に始まるフォークロアグループの演奏。こういう女性グループ、チェコのドキュメンタリー映画「チェコ・スワン」っぽい。


 

工芸品のマーケット

伝統工芸品を販売しているマーケットエリア。チェコの昔ながらのクラフト製品ってかわいいし、もし旅行者だったらお土産に買いたいモノが沢山あるのですが、街中で売っているお店は非常に少ないので、こういうお祭り時が買い物のチャンスです。


 
このカゴ屋さんのように生産者が売りながらその場で手作りの様子を披露しているブースも。


 
木工芸が盛んなチェコですが、この↓お店の商品はあまり見ないタイプのデザインで一目惚れ。真ん中の鯉を持っている男の子の置物を持ち帰りました。


 
こちらは野外博物館から徒歩5分の場所にあるザーメツキー公園のフードエリア。夏らしい強い陽射しで気持ち良いお天気。


 

暮らしの色々を体験

伝統工芸や暮らしに関わることを体験出来るワークショップ。わたしは、陶芸家のおじさまが主催する陶芸体験に参加しました。

ろくろの上で土を器の形に作り上げる作業を行いました。ろくろを自ら足で回しながらカタチを整えることの難しさといったら!ぐにゃんぐにゃんになりそうなところを助けてもらいながら何とかお皿のカタチに仕上げました。参加費 50Kč(約250円)。


 
プロが作るとこんなに美しく出来上がります。同じ材料と道具を使っているとは思えません・・・。


 
他にも面白い体験コーナーたくさん。土を型にはめて作る煉瓦作りワークショップは子供が泥んこで楽しそう。


 
南モラヴィアの、音楽・ダンス・民族衣装・暮らしに関することが一度に楽しめる盛り沢山の「ストラージュニツェ国際フォークロア・フェスティバル」。年に一度、初夏のお気に入りのフェスティバルです。

 

アクセス・チケット情報

ストラージュニツェ国際フォークロア・フェスティバル/International Folklore Festival Strážnice/Mezinárodní folklorní festival Strážnice

会場:ザーメツキー公園(Zámecký park)、ストラージュニツェ野外博物館(Skanzen Strážnice)など周辺の複数会場
期間:毎年6月最終週に開催
http://festivalstraznice.cz/
チケット情報

最寄り駅はチェコ国鉄「Strážnice(ストラージュニツェ)」駅。ブルノから鉄道で約2時間、ウィーンから約2時間半。列車の本数が少ないので事前に時刻表の確認必須ですが、電車のみでアクセス可能。駅から各会場へは徒歩10〜20分。